「少女終末旅行」の「少女」「終末」「旅行」について語る

少女終末旅行って?

少女終末旅行は、

つくみずという漫画家の漫画である。

漫画サイトくらげバンチで連載されていた。

2017年にアニメ化、

秋アニメのラインナップの中でダークホース的な立ち位置として、

多くのアニメファンの心を浄化する良作だった。

このアニメ(漫画)の世界観は、とてもすばらしい。

そしていつものごとく、

dアニメストアで一気見してきましたので、感想をば。

少女終末旅行。

3つの単語から成り立っていますね。

少女

終末

旅行

この3つの単語を説明することによって、この作品の感想を述べてみます。

 

1、少女終末旅行の「少女」とは?

少女終末旅行のメインキャラは二人の少女

チト

ユーリ

この二人が、

ケッテンクラートという軍用の乗り物に乗って旅をしています。

でも、

ほぼほぼ人類がいませんので、

二人ボッチなんです。

チトは冷静でおとなしいけれど、

芯が強そうな性格。

ユーリのことを「ユー」と呼び捨てにしていますので、

先輩っぽさがあります。

ユーリはいつも飯のことしか頭にない感じで、

性格は明るく、あっけらかん系です。

ユーリは頭が悪いので突拍子もない酷いことをしでかすのですが、

だから逆に、

「真理」の言葉をポローっと口にすることもあります。

二人は血縁関係ではないそうですが、

共通してじいちゃんと呼ぶ人物がいます。

どうもじいちゃんは、都市の下層部の戦闘地域から二人を逃げさせたようです。

それ以来ずっと、

二人で都市の上層階へ上がっていくことにしているようですね。

世界は悲惨な状態のようで、

食べ物も、偶然過去の人間が残した備蓄品を見つけて消費することしかできないような有様。

なのに二人は、

悲しむでもなく、その時に起こる出来事をたんたんと経験し、

上へと進んでいくのです。

 

2、少女終末旅行の「終末」とは?

西暦3200年ぐらいらしいです。

人類繁栄の爪痕は残っているものの、

廃墟都市になっていて、

人類も数えるほどしか残存していない状態。

それどころか、

動植物、虫、菌類も全っくいません。

人工知能で動く機械や、

都市を維持するためのシステムが一部だけ稼働しているところがあるぐらいです。

どういう経緯でこうなったのかは全く説明されておらず、

忖度していく感じになっています。

でも、怖い感じでもないし、景色もきれいだったりします。

川崎市の工場夜景スポットみたいな感じだと思います。

 

3、少女終末旅行の「旅行」とは?

旅行とは、

何かしらの目的地があり、

目的を果たせば、またホームに帰る。

しかし、チトとユーリに、目的地はありません。

上層階を目指してはいるものの、

それは目的地というほど強く望んでいる場所ではないでしょう。

そして、帰るべき場所もない。

人類がいなくなった絶望に包まれた世界を、二人で進む。

ただただ、

食料を確保し、夜を明かし、また進む。

この行為を旅行とはとても呼べない、切なさがあります。

でも二人は、喧嘩をしたり、仲直りしたり。

助け合ったり、雨漏りの音を聴いて癒されたりするのです。

この絶望的な世界で。

これって、

我々の人生も同じなんじゃないかなあとも思うのです。

実は生きることに目的なんか無いのではないか。

むしろ、その生きる過程において一喜一憂することにこそ、

意味があるのであって、

生きることそのものに、

特別な意味は無いのではないかなあ。

と、

チトとユーリの旅路を見ながら、

思いふけったのであります。