実写映画版「君の膵臓をたべたい」のネタバレ気味の感想

実写映画版「君の膵臓をたべたい」って?

この映画の原作はラノベで、
住野よるという方の作品です。

メディアミックスとして、
2017年7月には実写映画化、
2018年9月にアニメ映画化されました。

私は原作未読、アニメも視ておらず、
実写映画だけをみたという口でして、
正直、細かな心理描写については感じ取れていないと思いますが、
感想を述べさせていただきます。

 

1、ヒロイン「山内桜良」役の「浜辺美波」がよかった?

浜辺美波というとやはり、
2015年9月フジテレビで放送されたアニメ実写化ドラマ
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
での「めんま」というヒロインの女の子役がすごく強烈な印象として残ってます。

女優さんというよりアイドルチックな顔立ちで、
アニメ実写化がはまり役なんじゃないでしょうかね。
君の膵臓をたべたいを視た時も、
やはり「めんま」がフラッシュバックしました。

ネタバレしますと、
浜辺美波演じるヒロインの女の子「山内桜良」は、
膵臓の病気で余命が短い訳です。

それでも生きることにひたむきであり、
「死ぬまでにやりたいことリスト」を作って、
高校生の青春を謳歌してみたり、
女の子としての自分を楽しんでいる。

一見不幸な境遇ながら、ポジティブに前向きに、
でもやっぱり、か弱くて死が怖くて。

そんな「山内桜良」の「心の動き」を「演技」に落とし込んだ、
浜辺美波の表現力が際立ちました。

 

2、主人公「志賀春樹」役の「北村匠海」もよかった?

北村匠海といえば、
「仰げば尊し」という2016年にTBSで放送されていたドラマで、
ヤンキー役をやっていたという印象が強かったんです。

今回の主人公の男の子「志賀春樹」は、ヤンキーとは対極。
友達がいなくて、本ばかり読んでいる内気な底辺層。

なので正直、演技とか期待していなかったのですが、
すごく上手くてこれまたハマっていたと思います。

喜怒哀楽があまりなく底辺キャラでコミュ症。
しかしそうでいながらも、実は自分をしっかりと見つめており、
自分に問いかけながら丁寧に一日一日を過ごしている。
そんでもってすごく心優しいんです。

北村匠海がそんな主人公「志賀春樹」にしっかりと成りきっており、
ヤンキーのイメージから上書きが完了しましたね。

ネタバレすれば、
「山内桜良」はそんな「志賀春樹」に憧れているのですが、
こういう周りに流されない、自分に正直な人間、
純粋で心優しい人間って、私もすっごい好きですし、憧れるところがありますね。

 

3、「君の膵臓をたべたい」の意味は?心が浄化された?

だいたい、オチは病死系なのかなと思っていて、
私はストーリー的なハードルは低めで映画を視ました。

一番気を引くのはやはり、
膵臓を食べるということの意味ですよね。

伏線や、キーワードになっているのかな?
と思って視ていましたが、
はっきり言って、
そこまでではありませんでしたね。

若干、タイトルの出オチ感があったのは、
否めません。

ストーリーとしては、
割と直球勝負です。

「膵臓を食べたい」というのは、
言い換えれば、
「あなたを認めています」
ってことなんですよね。

二人の交流の中で、
自分自身で気が付いていない自分の魅力に、
お互いに気が付き、

「君になりたい」
「君の膵臓を食べたい」

と、お互いに思っていた。
つまり、認め合っていたのです。

ああ、自分が他者から認めてもらうって、
素晴らしいことですよね。

山内桜良は無念な悲しい形で命を落としてしまいます。

しかし、「共病文庫」という彼女の残した日記を読むことで、
志賀春樹は彼女に自分の存在を肯定してもらいました。

「私ね、春樹になりたい。」
「春樹の中で生き続けたい!」

とまで言われてしまえば、
前に進もうってなりますよね。

というわけで、
恋愛的な軸よりも、友情、愛情の軸で物語ができていて、
とても心が浄化された作品でございました。